TOP >よくあるご質問

よくあるご質問

よくあるご質問をご紹介いたします。

薬を飲み始めると、二度とやめられなくなるって本当?

たとえば高血圧の薬に関しては、食生活の改善を行うことにより血圧は低下しますので、食事運動療法で十分な血圧であると判断した場合には、いったん飲み始めた薬を中止する事はできます。
血圧の薬自体に依存性があって、止められなくなるということはありません。 
これは糖尿病に関しても同様です。 
一方コレステロールに関しては、食事運動療法を十分に行っても悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が十分に低下しない場合をしばしば経験します。

悪玉コレステロールってなに?

LDLコレステロールは、体の中のコレステロールを必要とする組織にコレステロールを運ぶ役割を担っていますが、増えすぎると動脈の壁に沈着して動脈硬化を引き起こします。このためLDLコレステロールは悪玉と呼ばれます。 LDLコレステロールは70~80%は自分の肝臓で作られており、食事により上昇するのは20~30%とされています。 食事で気をつけるべきは、動物性脂肪です。 脂肪の多い肉や卵を減らし、魚や大豆製品を選ぶように心がけましょう。
少し気をつけたいのが、コレステロールを多く含む食品と、コレステロール自体は多く含まないがコレステロールを上昇させてしまう食品がある事です。

血をサラサラにする薬ってどんなもの? どういうときに飲む必要性があるの?

動脈硬化は動脈に起こります。 動脈硬化の結果、動脈壁にたまった粥腫とよばれる油の塊が破綻して、血管が詰まります。 これを抑える働きがあるものとしては、バイアスピリン、パナルジン、プラビックス、プレタールなどがあります。これらは心筋梗塞、狭心症、脳梗塞、また、冠動脈ステント、頸動脈ステントなどの治療後に内服します。 一方、ワーファリン、プラザキサ、イグザレルト、エリキュースなど、心原性脳塞栓症の予防に用いられる薬もあります。 心房細動という不整脈があり、これが起こると心臓が不規則に収縮するようになり、心臓の中に血栓ができ、これが脳まで飛んでいき血管を詰まらせ、重篤な脳梗塞を引き起こします。この予防のために内服します。 また、ワーファリンは、心臓弁膜症の手術をされた方の血栓予防にも用いられます。

血圧や血糖値、悪玉コレステロールが高いけど、何の症状もないけど、、、

これは一般の方がよく勘違いされる事ですが、高血圧や糖尿病、高コレステロール血症など、いわゆる動脈硬化の危険因子となる病気は、まず何の症状もありません。 このため、サイレントキラー( 静かなる殺し屋 )とも言われます。症状がほとんどないままに、長年かかってひそかに血管を蝕んでいくわけです。

風邪によく効く点滴ってあるの?

ありません。 風邪とはかぜウイルスによる感染症です。ウイルスに対する治療薬は一部(インフルエンザ・ウイルスや、ヘルペスウイルスなど)を除いて存在しません。 ですから、対症療法となります。 つまり今ある症状を緩和する薬を用いてなるべく症状を抑え、あとは自己免疫が治してくれるのを待ちます。 ただし、熱が高かったり、脱水による疲労感が強かったり、また、高齢者であったり、他の病気をお持ちの方で脱水補正が必要な場合には点滴を行う事があります。

不整脈から脳梗塞になる事があるって本当?

心房細動という不整脈があります。私たち循環器医が最もよく遭遇する不整脈の一つです。 年齢とともに有病率が上昇し、60歳を過ぎると急に頻度が増えます。日本での患者さんの数は120万人以上にのぼると推測されています。合併症として重篤な脳梗塞を引き起こす事が問題です。自覚症状としては、動悸、脈が速い感じ、脈が乱れた感じがあり、長く続くと息切れや疲労感、むくみなどの心不全の症状が出てきます。 ただし、最も重要なのは、何の症状も感じない事が最も多いとされている事です。

普段の心臓は、心房と心室が規則正しく協調して動いていますが、心房細動では心房が1分間に400~600回も細かく収縮します。 こうなると、心房の中で血液のよどみが生じ、左心耳とよばれる袋状の構造の中に血栓ができやすくなります。 これがはがれて血流にのり頭に飛んでいき、血管を詰まらせてしまいます。このように、血栓が頭に飛んでいき血管を詰まらせることを、脳梗塞の中でも脳塞栓症と呼び、脳梗塞の症状が重篤になる事が多いのです。寝たきりになったり、しゃべれなくなったりという症状を起こしてしまいます。 しかし全ての心房細動の患者さんが脳塞栓症を起こすわけではありません。65歳以上の方、糖尿病、高血圧のある方、心不全や脳梗塞を起こした事がある方は脳塞栓症を起こすリスクが高いです。

気になる症状がある場合には、専門医にきちんと相談する必要があります。 24時間心電図(Holter心電図)を受けてきちんと検査をするのがよいでしょう。 心房細動と診断されたら、まずは脳塞栓を予防する必要があるかを診断する事が重要です。 予防としては、抗凝固薬を用いて血栓の予防を行います。また、心房細動の再発を防ぐための薬や、カテーテルアブレーションという不整脈を起こす部位を焼灼してしまう治療法もあります。カテーテルアブレーションの成績は最近よくなってきていますが、しかし、まず行うべきは脳梗塞の予防を行う事です。

お問い合わせ